しがないPGの自衛記録

基本ずっと寝てる

令和4年秋エンベデッドスペシャリスト(ES)試験  受験記録

はじめに

2022年10月9日に実施されたエンベデッドスペシャリスト(ES試験)を受験し、午後Ⅰで撃沈して100%近く来年度も受験することが確定したので、来年の自分に向けてメッセージを残す。

メッセージとしては、全4科目をクリアするためにそれぞれに取った戦略とその勉強方法、そして、実際の受験結果(体感)を残し次回に活かしていきたい。

目次

午前Ⅰ

概要

  • 出題構成はテクノロジ系17問、マネジメント系5問、ストラテジ系8問の計30問
  • 応用技術者情報技術者試験の午前問題80問から30問が出題される
  • 過去問から6割程度出題

戦略

暗記一択。 過去問から6割ほど出題されるので、それは必ず点を取れるようにしておく。

勉強方法

応用情報技術者ドットコムの過去問道場(https://www.ap-siken.com/apkakomon.php)を6年分、エビングハウス忘却曲線に沿って、繰り返し復習を行う

一問一答形式なので出勤時などのスキマ時間に重点的に行う。

結果

過去問から6割程度は出題されていたし、そこはきっちりおさえれた。

新規の問題がわからず少し焦る気持ちもあったが、業務での知識や少し計算すれば導きだせるものもあり、6割は固そうなので勉強方法については問題なさそう。

午前Ⅱ

概要

  • 各4点で全25題が出題
  • 午前Ⅰと同様6割程度は過去問から出題

戦略

午前Ⅰと全く同じ。ひたすら過去問の暗記

勉強方法

自分の経験上、なんの知識もないまま参考書を読んでも結局頭に入らず流し読みをしてしまうため、次のスマホアプリでわからないながらも全問を一通り解いた。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験勉強アプリ - Google Play のアプリ

これで頼りないながらも知識のとっかかりができたので、次の参考書の1~10章までを熟読する。

情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2021~2022年版

以降は、最初のスマホアプリを分野別に繰り返し何度も行う。

このときに注意したいのがこのスマホアプリは図がうまく表示されないバグがあったり、解説がないものもあるでわからない問題についてはネットで情報を探す

結果

ほぼほぼ午前Ⅰと同じような感触だったので、6割を超えるだけならこの勉強方法で特に問題なさそう。

午後Ⅰ

概要

  • 3問中2問を選択して回答
  • 大問1と2がソフトウェア設計中心の問題
  • 大問3がハードウェア設計中心の問題

戦略

データベーススペシャリストのときはハードウェア捨てて、ソフトウェア一本の勉強でやっていたので、それと同じようにハードウェアを捨てて、午後はすべてソフトウェア設計の大問1と2を選択する

勉強方法

参考書に載っている過去問3年分 + 他2年分の計5年分(10問)の問題を解いた。

参考書以外の問題は解説がなくネットにも情報が転がっていないことも多々あり、もやもやするがあきらめて次にいったものもあり。

参考書にない年度の問題については本番と同じ形式にするために実際に印刷して解いた。

解説があるものは理解できるまで読み込んだが、全く同じ問題はでないため復習はそこまで意味がないと考え、多くの問題に触れることを優先した。

結果

戦略通り大問1と大問2を選択したが、時間管理の甘さとハードウェアっぽい?問題に手も足もでず撃沈した。

大問1はおおそ30分、大問2を約60分で解くのが定石かと思うが、大問1の仕様理解に時間をかけすぎた結果、45分ほどかけてしまった。

その結果、大問2も駆け足状態で読み始めてしまいほぼほぼ仕様を理解できずにタイムアップとなってしまった。

次回に向けて

時間管理を徹底する。

参考書には問題ごとにおおよその解答目安時間がかかれているのでそれをきっちり測って解答する。(ただ平成31年度の問1と問2は両方60分と書かれている無理ゲーもある。。。)

時間に余裕がないときは、計算問題に時間をかけがちなのですぐに解けなさそうであればさっさと飛ばして次に行く。

また、今回ハードウェアっぽい問題にぼこぼこにされたので時間があるようならハードウェアの問題も少しは解いておいて耐性をつけておく。

午後Ⅱ

概要

  • 2問中1問を選択して回答
  • 大問1がハードウェア設計中心の問題
  • 大問2がソフトウェア設計中心の問題

戦略

午後Ⅰと同じくソフトウェア一本に絞って大問2を選択する

勉強方法

午後Ⅰと同じく過去5年分の大問2を時間を図りながら解いた

午後Ⅰと同じく参考書にない過去問は実際に印刷して解いた

結果

早めに退出できるくらいの時間的余裕もありながらすべての問題を自信をもって解答することができた。

午後Ⅰで全く歯がたたなかったので勉強方法が悪く実力不足かとも思ったが、完全にそういうわけではなく問題との相性もありそう。

おわりに

今回は残念な結果にはなったが、最低限の目標であった午後Ⅰ免除は獲得できたと思うので来年再チャレンジしようと思う。

初めて高度情報を免除なしで受験したが想像以上に午前の疲労感と俗に0次試験といわれる起床試験が辛かったので、免除のありがたみを知った。

また、ES試験を初めて受験して感じたのは、「文章読解力」の重要性と「問題との相性」が大きく影響すると感じた。

後者に関して言えば日常的に触れているシステムが出題されると、それだけでシステム構成や仕様が想像できるため、問題の理解度が段違いだった。

まあどちらも過去問を解けば鍛えられる部分だと思うので午後問題の対策としてはより多くの過去問を解くのがよさそう。

付録:午後問題の印刷設定

いつもどの設定で印刷すればいいのか忘れるので設定を残しておく

  • B5
  • 両面(長編とじ)
  • モノクロ